ゲームをする上での遅延のポイント
格ゲーしてるのでモニターの遅延関係についてメモ。正しさは保証できないけど根拠の無い自信はある。
基本
テレビの種類で遅延のなさは
SDブラウン管≧HDブラウン管そのまま(720pと1080iのネイティブ表示なら遅延は更に減る)>高画質表示機能有効でのHDブラウン管>液晶(REGZAゲームダイレクト2)>>(越えられない壁)>>その他液晶ゲームモード≧プラズマ>>(越えられない壁)>>液晶のデフォルト設定(特に高画質表示や倍速だと更にひどくなる)
遅延の種類
内部遅延
- 主に補正回路などで処理を行うとその分表示に至るまでに時間がかかる。ゲームダイレクトはここをがんばってる。ブラウン管系は処理をしなくても綺麗に写ったのでこの部分は皆無。ただしHDブラウン管では高画質表示(WEGAなど)がありそこで遅延が起きる。またHDブラウン管は1080iをネイティブ表示とするもの(これがほとんど)と720pがネイティブのもの(ごく一部。真D4でググれば型番出る)があり、これに合っていないと変換をかけるので遅延が出る。ただしこの変換遅延は高画質表示の遅延に比べれば大したことはない。
液晶はそのままで表示すると動画などでは見るに耐えないので補正を掛ける必要があり遅延がでてくる。PCモニタが遅延少ないのは補正をしてないものが多いから。プラズマはあまり補正をしなくても綺麗に映るがメーカーが遅延対策を怠っているので遅延が出る模様。
応答速度
- 液晶が表示するごとに画面を書き換える必要があるので、書き換え終わるまでの時間=応答速度となる。詳しくは「ホールド インパルス」でググれば出る。ブラウン管とプラズマはインパルスなので応答速度は皆無と思っていい。液晶はTN>IPS≧VAの順で速い。オーバードライブ回路があると尚好し。こちらは公表されているものが多いのでGTG(中間色)の応答時間が速いものを選ぶ。
の二種類が遅延の原因となるので、ゲームをする際の遅延というのは
ゲーム上の遅延 = 入力遅延(これはゲーム機に由来するので説明は省く) + 内部遅延 + 応答速度
で決まる。で、それぞれの機器の解説に入るわけだ。
機種
SDブラウン管
- 家に残ってたりとか、オークションでも捨て値で買える。(売る側としてはリサイクル料金払わずに相手が金払って受け取ってくれるから)遅延は皆無だが、D1、D2(こっちに対応している機種は少ない)までしか対応していないので現行機で使うには疑問。本当に遅延が全くない状態でプレイしたい人のみ。
HDブラウン管
液晶
- 主力。テレビはREGZA以外遅延の観点から言えばゴミ(REALが早いとの情報があったが測定情報がないのでパス)。ほぼすべてのメーカーがREGZAのゲームダイレクト2以上に勝てない。REGZAの中でも、26以下と32以上で大きな差がある。まず26以下では倍速パネルを使っていない。上に書いたとおり倍速では補間処理のためやはり遅延が発生する(無効にすればまあ問題ないが)。ただ心配なら26以下を買うべき。32以上でもフルHDパネルだと遅延が伸びる。ゲームダイレクト3対応ならかなり小さくなるらしいが詳しい情報はなかった。
モニターは2ch見れば低遅延のものが書かれているが、買うなら三菱のWXシリーズがベターで応答速度がオーバードライブ(応答速度向上のための回路)でほぼ遅延なし。金があるならナナオの低遅延モデルだがあまり変わらない。
プラズマ
- 出してるメーカーがそもそも少ない。日立はパナOEMなので実質パナ製。旧機種だと1F〜2Fのものがあったが最近のは2F〜3Fのものが多い。低遅延が売りなのでゲームモードがないものが多い。ただ液晶より綺麗で残像が殆ど無い。アクションゲームとかならこっちのほうがいい。
結論言うと今から買うなら三菱のWXシリーズかREGZAの26以下でゲームダイレクト2載ってるモデルが現在はベスト。遅延は1F前後の模様。2Fには達しない。大体3万未満で買える。
MITSUBISHI RDT233WX(BK)(AA)
MITSUBISHI RDT233WX-S(BK)(AA) こっちはグレア
ナナオ FS2331-BK(AA)
TOSHIBA 26RE2(AA) こっちは録画機能が付いてる。
TOSHIBA 19A2(K)(AA)