隠れた脳

隠れた脳 (AA)

学校の図書館で希望図書という制度があって毎月好きな本が手に入るようになったので、感想書こうと思う。

で、タイトルの通り「隠れた脳」という本がとても面白かった。
詳細は他の紹介に任せるけど特に関心を持ったのは、
人間には隠れた脳という部分があり、そいつが普段では意識しないような動作をしたり言葉を生み出すのを司るわけだけど、普段意識して動作したり言葉を生み出すのは、理性とかが隠れた脳が出てくるのを制御して理性が生み出すわけだけど、ストレス状態になると隠れた脳がでしゃばるので、不祥事や失態をした有名人が「記憶にない、こんなこと普段の自分はしない」っていうのは隠れた脳がやってしまったから、っていうことが書いてあった。(もちろん大人なら隠れた脳がやったことまで責任を取らなければならないわけだけど)で、これは本人が悪いわけじゃなくて普通の人なら誰でも起こりうることだから、こういうのをみたら自分じゃなくてよかった、と思うべきだ、みたいなことを書いてあった。これは自分にとっては驚きだった。失言系のニュースに寛容になれそうだ。

なぜこんなことにだまされるんだろう、とかなんでこんなことをしたんだろう、っていう疑問に隠れた脳が関係しているんじゃないの?っていう話で進めているのがこの本。納得できれば自分の中で疑問の答えが持てる。
専門用語も少ないし書くトピックのエピソードに興味が湧いたらスイスイ読める。おすすめ。